「アートを通して考える2」開催のご案内
ろう者がアートを楽しむための、
ろう者と聴者が語りあうためのプログラム。
言語や人種、政治、ジェンダー、身体のあらゆる境界を超える力を持つアートを通して、ろう者と聴者がともに考え、語りあうセッションを昨年に続き今年も開催します。
今回は3年に1度行われる現代アートの国際展である「ヨコハマトリエンナーレ2020」の開催に合わせ、ろう者のための美術鑑賞プログラムを企画しました。また美術やろう教育の専門家を招いてろう者と聴者のためのトークセッションを行います。
抽象的なニュアンスをわかりやすく伝えるために全回にろう通訳*がつきます。
* ろう通訳とは…手話が第一言語であるろう者が通訳すること
また全回ろう通訳・UDトークつき・参加無料・Zoomオンラインの予定です。
①ろう者のための美術鑑賞ワークショップ
共催:横浜トリエンナーレ組織委員会
講師:横浜美術館 教育プロジェクト / コーディネーター:荒木夏実 / 進行:管野奈津美・牧原依里
現代アートを知ろう!語ろう!
国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」が開かれています。
現代アートに触れるまたとないチャンスです。初心者でも大丈夫。
アートの見方のポイントを学びながら、作品について語り、新たな気づきをひろげます。
● 第1回 9月19日 (土) 16:00‒18:00
横浜美術館教育プロジェクトのエデュケーターに展示や作品を鑑賞するポイントについてお聞きします。
その後第2回までに各自で「ヨコハマトリエンナーレ2020」を鑑賞します。
● 第2回 10月 25日 (日) 14:00‒16:30
1人1 作品について感想や考えを発表します。 参加者同士で情報を共有し、語り合います。
参加条件
1. 高校生以上のろう・難聴者12名 ※定員に達した場合は抽選
2. 第1回、第2回両方とも参加できる方
3.「ヨコハマトリエンナーレ2020」に行ける方(10月11日に会期終了)
・展覧会見学は集団ではなく参加者が個別に行います。
・感想を発表する手段は、手話でも文字でも結構です。
・関東外に在住している方でご参加希望の方はご相談ください。
・聴者のご参加とご見学はお断りさせていただいています。
参加申込締切日:9月12日(土)
②ろう者と聴者のためのトークセッション(全2回)
モデレーター :荒木夏実 / 進行:管野奈津美・牧原依里
第1回 異なる感覚の可能性 ゲスト講師: 伊藤亜紗・松﨑丈
●10月31日(土) 13:00‒15:00
人はさまざまな感覚をもち、異なる方法で世界を捉えています。
例えば聴者とろう者では「視覚」の使い方や意味は異なります。
多様な身体性をもつ人々の感覚に注目し、その可能性について語り合います。
参加申込締切日:10月27日(火)
第2回 ことばを超えて伝える、届ける ゲスト講師: 南雲麻衣・和田夏実
●11月8日(日) 19:00‒21:00
手話を使う南雲さんと和田さんは、視覚身体言語を研究するSignedの活動を通して美術館でのワークショップなどを行っています。
お二人の活動を紹介し「ことば」だけではないコミュニケーションの可能性について探ります。
参加申込締切日:11月4日(水)
参加を申し込んだ方々には、後日オンライン参加の方法についてご案内いたします。
※ろう者のための美術鑑賞ワークショップの場合、抽選後、参加が決定した方々のみご案内を差し上げます。
お問い合わせ先
社会福祉法人トット基金 事務局(営業時間:平日9:00‒17:00)
E-mail: townofsl2020@gmail.com
TEL: 03-3779-0233 FAX: 03-3779-0206